元・陸上幕僚長 岩田清文

出演者紹介

元・陸上自衛隊トップ、陸上幕僚長。その真骨頂は、机上の空論ではない、約15万人の隊員の命を預かってきた指揮官としての「現実」に基づいた安全保障論にある。地政学的な分析に留まらず、兵站、部隊の士気、装備の性能といった極めて具体的な要素から、日本の防衛が直面する課題を語るその言葉には、他の専門家とは一線を画す「重み」がある。

彼のリーダーとしての器、そして人間的魅力を象徴するのが、番組のオンライン飲み会企画「夜鍋」での一幕だ。自衛隊のトップまで務めた人物が、分け隔てなくスタッフ一人ひとりにお酌をして回る。その「腰の低さ」と、それでいて失われない「ビシッとした」佇まいは、数多の隊員から寄せられたであろう信頼の源泉を物語っている。

退官後、メディアで積極的に発言を続けるその姿は、自衛隊と国民を繋ぐ重要な「架け橋」である。現場を知る者の責任として、日本の防衛のリアルを国民に伝え続ける。彼の言葉は、私たち一人ひとりがこの国の未来を「自分ごと」として考える、重い問いを投げかけるのだ。

著書

台湾有事のリアル: 問われる日本の覚悟』 (2024年)

もし明日、台湾有事が勃発したら、日本、そして自衛隊は何をすべきか。本書は、元・陸上幕僚長という当事者ならではの視点から、その具体的なシナリオを徹底的にシミュレーションする。兵站、法整備、国民保護といった、報道では語られない「不都合な真実」を突きつける、全ての日本人のための必読書。

国防の禁句 防衛「チーム安倍」が封印を解く』 (2024年)

元内閣官房副長官補・金原信雄氏との共著。安倍政権下で防衛の中枢を担った「制服(岩田氏)」と「背広(金原氏)」のトップが、これまでタブー視されてきた日本の安全保障の核心について語り尽くす。憲法改正、核共有、敵基地攻撃能力…。日本の未来を決める、避けては通れない論点がここにある。

中国を封じ込めよ!』 (2023年)

増大する中国の脅威に対し、日本は、そして世界はどう向き合うべきか。本書は、西側諸国が取るべき具体的な戦略として、外交、経済、軍事、情報戦を組み合わせた「新たな封じ込め政策」を提言する。日本の防衛を考え抜いた指揮官が示す、国家存続のためのグランドストラテジー。

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