高エネルギー加速器研究機構(KEK)に所属し、ニュートリノビームラインの設計などを手掛ける、素粒子物理学の第一線の研究者。京都大学で博士号を取得した、正真正銘の物理学者である。その専門は宇宙の根源に迫る壮大なものだが、そこから派生する形で、軍事技術を「物理学」の観点から解き明かす解説が、彼の真骨頂である。
番組では、他の軍事専門家とは一線を画す「物理学者」として、核兵器や弾道ミサイルが「なぜ、どのように機能するのか」という科学的な原理を解説。長髪の金髪というインパクトのある風貌と、声優の上坂すみれさんのファンと公言してはばからないユニークなキャラクターも相まって、難解なテーマを唯一無二のエンターテインメントへと昇華させる。愛称は「Shoさま」。
仕事の関係で祝祭日の出演であるが、出演日を予想しやすいともいえるため、楽しみに待っている視聴者も。出演時の衣装の色当ても視聴者の楽しみの一つになっている。
著書
『ミサイルはなぜ当たるのか? ~誘導兵器のテクノロジー~』(2024年)
ウクライナ戦争などで注目される「誘導兵器」。なぜミサイルは、遥か彼方の目標に正確に到達できるのか。本書は、GPSや赤外線、レーダーといった誘導技術の仕組みを、物理学の観点から徹底解説。迎撃ミサイルとの攻防も含め、現代の「矛」と「盾」のテクノロジーの最前線がわかる一冊。
『核兵器入門』(2023年)
これまで数々の核や兵器に関する本を執筆してきた著者が、その知識を凝縮した「最初の一冊」に最適な入門書。核分裂と核融合の違いといった基本のキから、現代の核戦略が抱える問題まで、これ以上なく平易に解説。核兵器について「何も知らない」状態から、議論のスタートラインに立つための、最高の教科書。
『放射線について考えよう。』(2018年)
福島の原発事故以降、多くの人々が漠然とした不安を抱える「放射線」。その正体は何か、人体にどう影響し、何が危険で何がそうでないのか。物理学の専門家が、感情論を排し、科学的な事実だけを積み重ねて「正しい知識」を授けてくれる。見えない不安を乗り越えるための、最高の教科書。
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